【中学教員】自分のキャパシティを超えた仕事量、経験のないスポーツの顧問、それに見合わない給料に葛藤の日々

【中学教員】自分のキャパシティを超えた仕事量、経験のないスポーツの顧問、それに見合わない給料に葛藤の日々

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
27歳

【当時の職業】
中学校 保健体育

【当時の住まい】
実家の一軒家で親兄弟と同居。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
子どもが好きだったことと、競技スポーツを行なっていたのでスポーツに関わる仕事がしたかったため。
勤務地は配属が勝手に決まるので希望はしていない。

【環境と仕事内容】
500人規模の中学校で1年生の担任。
50人程度の職員で非常勤の先生が多くいた。
また教員の平均年齢がかなり低い学校だった。
保健体育、道徳、総合、特別支援の授業を行なっていた。
経験のないバレーの顧問だった。
大人しい地域だったので子どもたち間や保護者のトラブルは比較的少なめ。
部活があるため土曜日は基本的に出勤していた。

【大変だった時期】
働き初めて3年ほど経った頃から仕事量が増えて大変だった。




【大変だったこと】
常勤職員の人数が少なかったため、仕事の割り振りがかなり多かった。
頻繁に体調を崩す方がいて雰囲気はあまり良くなかったし、休んだ時の代理に授業に入ることが多く、休み時間はあまりなかった。
部活動では経験のないスポーツの顧問を頼まれて一から勉強しなければならなかったことと、地区大会では審判をしなければならず、審判講習を実費で受けなければならなかった。
また、審判をする時の服装や、コーチとしてコートに入る時の服装も決まりがあり、全て実費だった。
働き方改革で、勤務時間を短くしなければならなかったが、県の教育委員会が定める勤務時間を守れている人はほどんどいなかった。
校長は勤務時間の長い人に面接をしなければならず、呼ばれることも面倒なので、勤務時間を正しく入力している人はいなかった。
また、入力自体も手入力なのでいくらでも時間操作ができるためなんのために記入しているかよくわからなかった。

【大変だった期間】
勤務を始めてから変わることはなかった。
この先も変わるとは思えない。




【当時の心境】
全体的な仕事内容と給与が見合っていないこと、休日の部活動手当があまりにも低すぎることに納得がいかなかった。
将来結婚して出産して育児…と思うと、この仕事量や残業量、給与では無理だなと漠然とした不安があった。

【職場が大変だった原因】
教員の数と仕事量が一致していない。
4%上乗せの給料と仕事量、残業量が見合っていないので、やりがいを感じずらい。
任期が浅い事もあり、仕事の効率も良くなかったと思うが、それをフォローする態勢(新任研修は1年のみ、講師はなし)がないので、時間がかかっても自分一人でやらざるを得ない。




【仕事で良かったこと】
担任としてクラス経営をすることはとてもやりがいがあった。
また保護者から、相談しやすく親身になって子どもの話を聞いてくれるとの評価を受けた時はとても嬉しかった。
専門の体育の授業では自分の経験や知識を活かすことがてぎるのでとても楽しかった。




【特にひどかった最悪の出来事】
携帯が普及してきて、中学生の子どもは9割が携帯電話を持っている。
教員同士でご飯を食べに行き、そこで子どもに出くわすとこっそりと写真と撮られてSNSにあげられる。
写真でなくても「〇〇先生がご飯食べてるとこ見ちゃった?」などが上がることがある。
中でも、男の先生とご飯に行くと付き合っていると噂が立つので外食ができなくなった。
噂が広がると、ショッピングモールでキスしてた、学校内でハグをしていたなどありもしない事が噂になり大変だった。
保護者の中でもグループラインがあり、「うちの子どもがこんなこと言われてどう思いますか?」など、他の保護者に同意を求めるものや、事実とは異なる情報が流れたりする。
どれだけ学校内で子どもたちに手をかけても裏でこっそりされていると思うと心底腹が立った。




【相談した人・助けてくれた人】
職場では皆が同じような立場なので、仕事を対する愚痴を言うことはなかった。
実家の両親や兄弟に仕事のぐちを言う事で発散をしてきた。
特に解決につながる話や行動があったわけではないが、話すことでストレスの発散になった。

【改善のための行動】
仕事量を変えることはできないので、自分の仕事をいかに効率よく終わられるかを考えた。
わからないことは、自分で考えるよりもわかる人に聞いてしまう方が早く解決できると感じ、とにかく人にアドバイスを受けるようになった。
改善するためには、たくさんの経験が必要だと感じた。




【現在の状況と心境の変化】
7年現場を続け、仕事の効率は良くなったが、妊娠に機に退職をした。
大量の仕事と残業があるこの職業では、子育てはできないと感じ、産休や育休ではなく、退職を選んだ。
まだ子どもが小さいので先のことはわからないが、今後復帰することがあれぼ、常勤ではなく非常勤で自分の専門分野のみで部活動へは介入せずに働くと思う。

【学んだこと】
仕事をする上で、たくさんの人にアドバイスを受けに行くことは大切だと思った。
経験が積まれると、アドバイスを受けたり、わからない事を聞くことを躊躇うことも出てくるが、初心を忘れないことが大切だと思う。



【当時の自分へのアドバイス】
お願いされた仕事を全て引き受けるのではなく、自分の仕事の進捗具合とキャパシティを考えて断ることも大切だと思う。
自分の能力内の仕事をすることでパフォーマンスもあがり、きめ細やかな指導ができる。
また、子どもや保護者と信頼関係を結ぶために、余力のある仕事をして、授業内以外の
時間のある時に子どもの様子をよく見ることが教員にとって一番大切なことである。