大卒後すぐに中学の社会科教師に。仕事量の多さに疲弊していくが、周りの同僚たちに助けられ何とか生き残った話。

大卒後すぐに中学の社会科教師に。仕事量の多さに疲弊していくが、周りの同僚たちに助けられ何とか生き残った話。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
22歳

【当時の職業】
中学校、社会科

【当時の住まい】
賃貸マンションで一人暮らし

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
特にやりたいこともなく、就職活動をするのが面倒だったことや親が教師だったため何となく同じ職業を選びました

【環境と仕事内容】
具体的な仕事内容は、自分の授業と学年の業務。
学年の会計も担当していました。
勤めていた中学校の規模は、その地域では大きい方で、職員の人数は50人ほどです。
役職は担任で、教科は社会を教えていました。
部活は経験のない柔道部の担当。
子どもたちは落ち着きがなく、学力も低めの子が多かったです。
休日は必ず部活動があり、給与は大卒の初任給と同じぐらいで、そこに部活動手当てがつくくらいでした。

【大変だった時期】
大学新卒で教師になり、勤務一年目が特に大変だった




【大変だったこと】
職場で大変だったことは、授業の準備です。
自分の担当の学年と、もう一クラス別の学年を担当していたので授業の教材研究が特に大変でした。
週に3時間分の教材研究をしなければならないので、夜は11時ごろまで学校に残り、休日も学校に行き、教材研究をする毎日でした。
他には、部活動での保護者の対応に苦労しました。
「なぜうちの子がレギュラーじゃないのか」「うちの子が腕が痛いと泣いて帰ってきた。
事情を聞けば、部活動で腕を痛めたからと言っている」
など、部活動中には問題なかったことが問題として取り上げ電話がかかってきて、その対応に追われることも少なくなかったです。
親切で味方になってくれる親もいたのですが、ひとつの理不尽な内容でのクレームに心と体は疲弊していきました。

【大変だった期間】
一年間ずっとその状態が続きました。
二年目からは学年と部活動が変わり、前年度よりも楽になりました。




【当時の心境】
正直、5月くらいまでは頑張れていました。
GWもあったのでそこでリフレッシュができるだろうと思っていたのですが、部活動によってほぼ休めませんでした。
それからは、毎日学校に行くのがつらく、やめたいと思っていました。

【職場が大変だった原因】
新卒で現場に入ったことが原因だと思います。
教育実習の3週間の経験が全く役に立つことなく、一年間やりきる力がなかったことが一番の原因です。




【仕事で良かったこと】
子どもたちが「授業が楽しい」と言ってくれたり、「先生のおかげで勉強がわかるようになった」とノートに書いてくれたりしたことによって、何とか頑張れたと思っています。
子どもたちに罪はないし、子どもたちのためにという気持ちで自分を奮い立たせて何とか学校にしがみついていたという感じです。




【特にひどかった最悪の出来事】
部活の方針がおかしいと言われ、緊急の保護者会が開かれたことです。
特に何か起きたわけではないのに、ほんとに急に置きました。
その席でいろいろと言われるのですが、特につらかったのは「○○先生は教師失格だ。
今すぐやめさせてください」
と言われたことです。
管理職の先生たちは私のことを守ってくれましたが、保護者はずっと怒っているようで、とにかく大変でした。
保護者会が終わって一週間くらいするとなぜかその保護者から謝罪の電話がかかってきたのですが、その言葉すらも私は信じられなかったし、人間不信になりかけました。
その後は、特に問題はなかったのですが、その言葉と、鬼気迫るようなあの表情はいまでも忘れることができないでいます。




【相談した人・助けてくれた人】
同じ学年にいた同僚に助けられることが多かったです。
「つらかったらいつでも相談乗るから」という言葉や、金曜日などに「今日よかったら飲みに行かない?」と誘ってくれたのがうれしかったです。
その先生の助けもあって何とか頑張ることができました。

【改善のための行動】
授業準備を効率よく進めるために同じ教科の先生に授業プリントをもらい、授業で活用しました。
そうすることによって、教材研究の時間を大幅に削ることができ、少しだけ自分が楽になったほか、子どもたちからも「わかりやすい」と言われることも増えました。




【現在の状況と心境の変化】
現在は転職して別の仕事をしているのですが、あの時の職場の仕事量は異常だったと思います。
なので心境は変わっていないというか、やめてよかったと今でも思っています。
現在は自分の仕事の他、プライベートの時間の多く確保できていて、心も充実しているし、給料も教師のときより多くもらえているので今の生活に満足しています。

【学んだこと】
困ったり、大変で難しい問題に突き当たったら、決して一人で抱え込まずに周りの誰かに頼ることが大切だと学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
するべきことは、周りの同僚に相談し、協力してもらうよう頼むこと。
してはいけないことは、決して一人で抱え込まないこと。
励ましの言葉は、誰かがあなたの味方になってくれるから、一人で苦しまずに力を抜いて周りを見渡してみてほしい。
子どもたちや先生たちはあなたのがんばりをすごいと思っているし、共にがんばりたいと思っているよと伝えたいです。