【中学&高校教員】大卒後すぐに困難校配属。中学生の不良と戦い、辟易する日々。それを変えたくて高校に勤務するもまたまた生徒指導で悩んだ話

【中学&高校教員】大卒後すぐに困難校配属。中学生の不良と戦い、辟易する日々。それを変えたくて高校に勤務するもまたまた生徒指導で悩んだ話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
30歳

【当時の職業】
中学&高校教諭(美術)

【当時の住まい】
賃貸マンションで一人暮らし

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し無職





【就職のきっかけと経緯】
元々教員を目指していたわけではありませんでしたが、教員採用試験を受けて合格をいただいたので就職しました。

【環境と仕事内容】
私が勤務していたのは職員数約50名の高等学校でした。
生徒数は学年6クラス×40名の720名です。
当時の校務分掌は生徒指導部でした。
美術科の教師は何かと自由でゆるい印象を持たれがちですが、学年指導主任でしたので生徒からは窮屈に感じる存在だったことと思います。
生徒たちの大半は、生徒指導や学校運営など、学校に対して不満を持っていましたので、保護者達も同様に感じていたと思います。

【大変だった時期】
新卒から31歳までずっと困難校勤務で心休まる日はありませんでした。




【大変だったこと】
学校に対して不満を持っている生徒が大半でしたので、毎日何かと戦っていました。
遅刻指導では、遅刻する生徒が指導中に「怒られるくらいなら帰る」と言って帰宅してしまったり、「あんたら教師に迷惑かけていない」と逆ギレしたりするので、時には生徒の機嫌を取りながら指導することもありました。
それを教員間で批判されたり、まったく指導しない(できない)教員に対して不満が爆発することもありました。
他には、若手の職員が大学サークルのような仲間うちのノリで仕事をしていて私は馴染めず苦労しました。
怪文書が回ってきたり、ニュースに取り上げられてもおかしくないことが起きたりと、同じ職場にいてヒヤヒヤすることが多々ありました。

【大変だった期間】
勤続中ずっとです。




【当時の心境】
今となっては楽しい思い出しか思い出すことはありませんが、当時は本当に苦しかったです。
教科の小部屋に鏡があるのですが、写った自分の姿や表情が醜くて本当に嫌いでした。
常に辞めることを考えて仕事をしていました。

【職場が大変だった原因】
私はもともとお気楽でマイペースな性格だったと思いますが、仕事によって完璧主義な傾向の性格になりました。
おそらく、教師たるもの完璧でなければならないと考えていたからです。
頑張れば頑張るほど損するような職場だったから自分で自分の首を絞めていたようなものです。




【仕事で良かったこと】
授業研究です。
教員の信頼や経験は、授業によって作られるものと信じて頑張っていました。
教科の特性的にも、生徒がリラックスして取り組めるような授業は、私にとってかけがえのないものでした。
また、部活動の生徒が特に慕ってくれて嬉しかったです。




【特にひどかった最悪の出来事】
正直、たくさんありすぎて選ぶことができません。
強いてあげるとすれば、中学校で勤務していた時、不良生徒たちがやりたい放題していた1年間です。
精神的に削り取られただけでなく、蹴られ殴られて肉体的に被害を受けた先生もいました。
不良生徒によって、私も含めた教員の車が10台も傷つけられたのに、校長が被害届を出しませんでした。
そのせいで、自腹で30万払って直したことがありました。
それからもう何年も経っていますが、子供がやったことといえ、全く許せる気持ちになりません。
被害に遭われた他の先生方は、現在大人になった彼らの成人式へ出向いたり、一緒に飲みに行ったりしているようですが私には絶対にそんなことできません。
(きっと心が狭いのでしょうね…)




【相談した人・助けてくれた人】
家族にはとても言えない職場環境でしたので、教員ではない友人に相談したことがありました。
しかし、あまりにも非現実的で伝わらない悲しさがありました。
さいごは、仲のいい同僚のおかげで救われたことが何度もありました。

【改善のための行動】
完璧主義であればあるほど損をする。
頑張れば頑張るほど自分を苦しめるということに気づいたのが、仕事を辞める2年前でした。
ですから、頑張らない努力を敢えてしました。
見てみぬふりも自己防衛の一つと学びました。




【現在の状況と心境の変化】
退職してから5年ほど経ちます。
さまざまな職業に就きましたが安定せず、現在は無職(フリーランス)です。
昔の同僚と今でもたまに会い、学校の様子を聞きますが、戻りたいと思った事は一切ありません。
私生活は劇的な変化はありませんが、教員だった頃に比べて穏やかです。
しかし、元教員の転職活動は想像以上に大変です。

【学んだこと】
世の中には、教員にはじめから良い印象をもっていない人もいる。
敵視している人もいる、ということです。
また、教員も人間であって未熟な人もいれば、成熟した考えを持っている人もいるということです。



【当時の自分へのアドバイス】
良い先生であろう、失敗しないように努力しよう、と毎日寝る時間を削り、プライベートは二の次でよく頑張りましたね。
本来の自分の性格が分からなくなるほど、「先生」を演じること。
かなりのストレスでしょう。
頑張らないようにするのは難しいと思うけど、将来の自分の為にも何事も程々にすればもっも楽に生きられると思います。