【小学校教員】新卒1年目で高学年担任に。生意気な子どもたちと圧力をかけてくるの校長先生。先輩方に助けられながら成長していった日々。

【小学校教員】新卒1年目で高学年担任に。生意気な子どもたちと圧力をかけてくるの校長先生。先輩方に助けられながら成長していった日々。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
23歳

【当時の職業】
小学校教諭

【当時の住まい】
賃貸マンションで一人暮らし

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
小さいころからの夢で小学校の先生に憧れていたため、教員免許を取得し大学4年を卒業して、そのまま採用試験を合格し就職した。

【環境と仕事内容】
小学校5年生の担任を受け持ち、児童数は35人程度だった。
同じ学年に4クラスあり、学年主任の先生ともう一人の先生が50代、30代の先生が一人だった。
職員数は40人ほどで、若い先生はあまりいなかった。
子どもたちは若い先生ということで興味を持って接してきてくれた。
土日は休日であり部活はなし。
給与については手取りで25万程度。

【大変だった時期】
大学新卒で教師になり、1年目が特に大変だった。




【大変だったこと】
校長先生がかなり上からものをいうタイプの人で、授業中よく見回りをしては放課後に校長室に呼ばれて指導をうけた。
指導をしてもらうことはありがたいことだが、放課後の大切な時間を1時間も2時間も話をされると時間がなくなり、結局は夜遅くまで仕事をしなければならなくなるというのが辛かった。
仕事が間に合わず、休日出勤をしなければならないことがほとんどで、体を休めることができなかった。
今思えば、家での時間や趣味の時間はほとんどなかったので、ストレスもたまっていた。
校長先生は2年間その学校にいたので、丸2年間は同じような日々が続き、教師の仕事はこんなにも大変なんだと思ったが、その後校長先生が変わり、そうした日々がなくなったため、あの校長先生が異常だったんだと気づいた。

【大変だった期間】
担任した5〜6年生の2年間続いた。




【当時の心境】
学級は落ち着いていたが、一人の子どもがいるだけで悪影響を与えていた。
その子に同調しようとする子もいて、いらない指導が増えていった。
新卒で教師にも慣れていなかったため、うまく対応ができていなかったように思う。
通勤の電車では、駅につくのがもっと遅くなればいいと考えたこともあった。

【職場が大変だった原因】
職場としては、助けてくれる同僚もいたが、小学校は「学級王国」と言われているため、学級での問題は学級で解決しろ、要するに自分の問題だろという風潮が強かった。
それがこの仕事が大変だという原因であると思う。




【仕事で良かったこと】
若い先生はあまりいなかったが、私の明るいキャラクターなどもあり、よく仕事帰りに飲みに連れて行ってもらっていた。
その中で、教育論を語り自分はこうでありたいと新たな夢を持てたことが嬉しかったのを今でも覚えている。




【特にひどかった最悪の出来事】
一人の児童の素行が悪く、平気で悪態をついてくるため、時に厳しく時に優しく接していたが、理科の時間に「流れる水のはたらき」という学習で水を流すために砂場に行ったところ、校庭のブランコにのって遊んでいたため注意したところ「うっさい」と反抗してきた。
他にも偉そうな態度をとったため「誰に向かって言ってんじゃ!」と言ったところ「お前じゃ!お前!」と言い返された。
このままでは埒が明かないと思い、放課後に家に行ったところ父子家庭の父が出てきた。
その日のできごとを説明したら「○○(子どもの名前)が先生とけんかしてすいません」と言ってきた。
…けんかは子ども同士が行うことで、教師と子どもなので、まずけんかではないと説明し、さらに普段の様子などを伝えようとしたら、長くなると思ったのか「このあと用事があるのですいません」と言われた。
むしゃくしゃしていた私は、その日の仕事帰りに近くのパチンコ屋に寄ったところ、その父親が座っていた。
「用事ってパチンコかい!」その子がそうなったのもうなづけるなと思った瞬間でもあった。




【相談した人・助けてくれた人】
同じ学年の先生とよく飲みに行った。
また、教務主任の先生が遅くまで残っていて、ある日いつも遅いんですか?と尋ねると「ぼくも昔仕事遅かったときに先輩の先生が残ってくれていてありがたかったから同じことをしようと思って」と言ってくれた。

【改善のための行動】
しんどいこともあったが、教師という職業は子どもがあって成り立つ仕事なので、子どもたちのために頑張ろうと常に思えていたことが日々の改善につながっていった。
職員室がしんどくても学級で幸せを感じたりできたことが、仕事を続けることができた要因だと思う。




【現在の状況と心境の変化】
教師という仕事は好きだったが、5年勤務して退職しました。
結婚のために都道府県を移動しなければならなかったためです。
今は37歳。
あの頃から15年が経ちました。
私生活では、子どもが3人生まれ幸せに生活しています。
仕事は教育に関係する仕事ではあり、昔の経験が活かされています。
辛い経験も、楽しかった経験も今の私にとって重要だったと感じています。

【学んだこと】
職場には色んな人がいる。
一人一人との付き合い方をしっかりと見極めることが大切であり、程よい距離感を保つことが重要ということを学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
当時の私は校長先生に指導されているときに、ただ話を聞くことに徹していたので、少しでも自分の考えを伝えたり「明日からこうします」という具体的な目標を明確に伝えることができれば、校長先生の話も短くなったのではないかと思います。
校長先生も育ててやろうと思って言っていることだと思うので、自分の指導したことをちゃんと生かしているということを確認したかったのだと思います。