【小学校教員】いつも周りのせいにしてばかりだった自分。子どもが、保護者が、職場が。でも自分が変われば、周りも変わる。よりよくできると気づいた教員生活。

【小学校教員】いつも周りのせいにしてばかりだった自分。子どもが、保護者が、職場が。でも自分が変われば、周りも変わる。よりよくできると気づいた教員生活。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
30歳

【当時の職業】
小学校

【当時の住まい】
賃貸マンションで一人暮らし

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
中高大一貫校に通っており、自分たちの代で教育学科が新設されたから。
特に先生になりたい!と憧れを持っていたわけではないが、免許があればいずれ役に立つし、
東北の震災で就職活動が一旦ストップしたことを機に進路を変えた。

【環境と仕事内容】
私立の小学校で、主に算数を教えている。
1クラス30人が各学年2クラスなので、比較的小規模でアットホームな学校である。
職員は非常勤も合わせると50人を超える。
基本的にチーム担任制で、専科の先生もたくさんいるので、みんなで子どもたちを見守るといいう風土がある。
私自身は2021年4月に公立から転職したが、どちらの環境もメリット・デメリットがあり、両方体感できたことはよかった。

【大変だった時期】
8年目の時に、些細なことから保護者の逆鱗に触れてしまい、そこから対応することが大変だった。




【大変だったこと】
当時は、公立の小学校で、同じ学校に長く勤めていたこともあり、同僚や保護者、地域の方々とのつながりも深かった。
その分、休日などに地域の行事(いもほり大会、球技大会、区民運動会、飲み会、消防訓練…)など、付き合い上でいろいろな地域行事に参加することが多かったので、繁忙期には業務が逼迫していた。
また、狭い地域社会なので、平日だけでなく、休日も先生モードが抜けず、周りの目を気にしながら買い物をしたり、でかけたりすることはストレスであった。
そんな中で、付き合いの長かった長老者と些細な誤解がきっかけで逆鱗に触れてしまい、周りの同僚や地域の方々も味方はしてくれたものの、その対応に放課後の時間を使われるのが大変だった。

【大変だった期間】
関係者の孫がその歳に卒業したので、半年程度だった。




【当時の心境】
初めてこの仕事を辞めようと本気で考えた時期だった。
大学を卒業して、実家を離れた自治体で就職していたため、当時研修で都内に宿泊し、その帰りの新幹線で実家の近くを通りすぎるときに涙が止まらなかったことをよく覚えている。

【職場が大変だった原因】
私たちの仕事は子どもだけでなく、保護者や地域の方々など、意外と大人と接する仕事が多い。
ただ、直接顔を合わせる機会が少ないので親睦は深めにくい。




【仕事で良かったこと】
自分が辞めようと覚悟を決めていた時に、同僚が真剣に話を聞いてくれたり、上司が自分もクビを覚悟で全力で守ると頼もしく言ってくださり、盾になってくださった。
そういう周りの支えがあって、自分は今できることを全力で頑張ろうと思えた。




【特にひどかった最悪の出来事】
当時は新卒3年で、2校目に異動することが多かった。
1校目では、高学年を担任することが多く、2校目での人事では、そうではない学年が持てたらいいと思って4月を迎えた。
しかし、次に配属された学校では、最高学年である6年生を持ちたがる先生が内部におらず(5年生の時に2クラス学級崩壊していた)、その白羽の矢が私ともう一人、外から異動してきた者に向けられた。
当時は、自分も担任したことがある学年だったので、そこまで違和感は感じていなかったが、今考えるとありえない人事であった。
案の定、子どもたちと出会う始業式の1日目。
保護者がなぜが教室をずっと見張っていて、子どもたちが帰るなり「いくつだ。
教員は何年目だ。」
と突然問いただされる初日を迎えた。




【相談した人・助けてくれた人】
その時に相談した人は、大学時代にお世話になっていた教授やゼミの仲間たち。
また前の職場でよくしてくださった上司や同僚たちがよく話を聞いてくれた。
またプライベートでも友人や家族が「置かれた場所で咲きなさい」と励ましてくれた。

【改善のための行動】
大変なことを改善するために頑張ったことは、とにかく信頼を得ること。
まずは4月に子どもたちの心を捉えるため、一緒に遊んだり同じ目線に立って話をすること。
また、先生としてではなく、一人の人間として飾らず語りかけること。




【現在の状況と心境の変化】
心境の変化がいつ起こったかというより、毎年悩みながらもがきながらも何とかやってきているという状況である。
でも同僚に励まされた経験はたくさん持ってきたので、「日本で先生という職業をもっと魅力的なものにしたい」という目標を掲げて、今は新しい職場で組織開発の勉強をしながら、自分自身も輝き続けられる働き方を模索している。

【学んだこと】
やはり、どの仕事でもそうだとは思うが、一緒に乗り越える信頼できる仲間を見つけることが何よりも大切である。



【当時の自分へのアドバイス】
周りが悪いから、環境がよくないから、あの人が○○をしてくれないから。


と周りのせいにするのではなく、自分が置かれた場所で精一杯できることをやりきるところからスタートしたい。
それは教室でも同じこと。
「なんであの子はこんなことをするんだろう?」「どうして分かってくれないの?」と思っているうちは、子どもに原因があると思い込んでいる証拠。